巨人の新人守護神・大勢は“防波堤”桑田コーチを失い…原監督の起用次第では肩肘に異変も
【「メジャー予備軍」若手3投手の諸事情】#2
来春のWBCに向け、5日から行われる侍ジャパンの強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」(5日・日本ハム、6日・巨人、9、10日・豪州)。今回選ばれた28人のメンバーには、村上宗隆(ヤクルト)、佐々木朗希(ロッテ)ら将来のメジャー挑戦を目標に掲げる選手が少なくない。その中から、日刊ゲンダイが独断で「将来のメジャー予備軍」として若手3投手を選出。メジャーの評価や彼らを取り巻く事情は──。
◇ ◇ ◇
巨人の大勢(23)は1年目の今季、いきなり守護神に抜擢されてリーグ3位タイ、新人歴代最多に並ぶ37セーブ。今季開幕前に理想のストッパーは? と報道陣に聞かれ、「ヤンキースのリベラ。出てきたらダメだと相手に思わせる、ああいう雰囲気の出る抑えになりたい」と、メジャー史上最多652セーブの伝説の守護神の名前を挙げて即答した。
日本代表でも抑えの筆頭候補とされる159キロ右腕にとって、WBCはいずれそのリベラと同じ舞台に立つための足掛かりにもなりそうだが、「その前に問題が」と巨人OBが続ける。