体操レジェンドが断言「金銭的に夢がある競技ではない」…男子個人総合Vも「報奨金ガッポリ」は無理筋か
なんとも世知辛い金銭事情。そんな体操選手の現状を打破すべく、プロ化にこだわっていたのが五輪2大会で金メダル3個、銀メダル4個と活躍したレジェンドの内村航平だが……。
「プロ化は本当に大変です。自力でスポンサーを見つけ、コーチやトレーナー、練習場の手配などもすべて自分でやらなければいけない。内村選手はリオ五輪後にリンガーハットと所属契約を結びましたが、東京五輪が1年延期になり、五輪前年に契約が打ち切られた。その後は自動車販売業者のジョイカルジャパンと契約しましたが……。つまり、内村選手ほどの実績、知名度をもってしても、『プロの体操選手』というのは難しいのです。正直、金銭的には夢のある競技ではありません」(池谷氏)
国際体操連盟の渡辺会長は「我々は特に発展途上国での体操を進歩させるために(IOCからの配分金を)使っている。美しい花を咲かせるためにはいい土壌が必要だ」と話しているが、すでに草木の繁る地にも水をやらねば、不毛の大地に逆戻りではないか。
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男子はこれまで五輪でメダルを100個以上獲得してきたが、女子は男子よりも競技人口が多いにもかかわらず、わずか2つだけ。なぜ、これほどまでに「格差」がついているのか。なぜ、女子は勝てないのか。
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