大谷投手復帰がメジャー「二刀流ルール」改正で前倒し なる早で実戦投入したいドジャース首脳陣の思惑
投手を1人多く使えるようになっただけでもドジャースにとっては追い風だが、なおかつ二刀流枠を有効に使うには、大谷を出来るだけ早く投げさせることだ。つまり大谷を早い時期から投手としても起用すれば、ドジャースの投手陣は実質14人になる。
ドジャースのロバーツ監督は当初、大谷の投手復帰は5月くらいと示唆していた。だが、2日のファンフェスタでは復帰時期が「早まるかもしれない」とコメント。「キャンプに入ってから、投球プログラムの進み具合を見て考えることになる」と話した。
実質12だった投手陣の枠が1つどころか、大谷を早く投げさせれば一気に2つ増えるのだから、この差はデカい。首脳陣は復帰を早めたいのが本音だろう。
「大谷は2度目の右肘靱帯修復手術明けで、投球イニング数に制限が課される。今季の登板は120~130イニングになるのではないか。それでは10月のポストシーズンまでもたないから投手としての復帰を5月くらいに想定していたのでしょうが、何より大谷も含めて投手を14人使えるのは大きい。いずれにせよ今年は打者に軸足を置くわけだから、登板間隔を空けて使ったり、一定期間は打者に専念させたりすることによって、投手として10月までもたせることは可能です。大谷の投手としての調整がハイペースなのも、早期復帰を念頭に置いているからではないか」(現地特派員)