大谷「投打隔年プラン」いよいよ現実味増す…あのボンズまで二刀流挑戦に難色「限度を超えている」
日本時間12日のキャンプインに向け、投打とも順調な調整を続けている大谷翔平(30=ドジャース)。
今季は2年ぶりに投手として復帰するが、DHに専念すべきという声が上がっている。史上最多の762本塁打を放ったバリー・ボンズ(60)が米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」でこう言っているのだ。
「彼(大谷)はDHに専念して、ベストの結果を出せる役割に徹するべきだ。打者としてチームにもたらすものは大きいし、それをなぜ、変えなければならないのか。二刀流は彼を疲弊させるし、限度を超えていると思う」
実際、二刀流でフル回転した23年は、たびたび痙攣に悩まされた揚げ句、右肘靱帯を損傷し、右脇腹も痛めた。シーズン終了を待たずに2度目の右肘靱帯修復手術を余儀なくされた。まさに「限度を超えている」からで、ボンズの指摘はある意味、もっともなのだ。
しかし、本人は投げるのが好きだし、投手もやりたい。ドジャースにとっても、大谷の二刀流は大きな売りになる。ボンズは「二刀流をやるなら、リリーフだろう。球は速いし、優れたスライダーもあり、スプリットもいい。1、2イニング投げるなら」とも言っているが、大谷は先発にこだわりがある。