メジャーリーグ通信
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メジャーリーグの恒例行事「シャンパンファイト」の雑学
メジャーリーグでは、9月後半から10月末まで狂乱のシャンパンファイトが繰り広げられる。これは、①プレーオフ進出決定時、②ワイルドカードゲーム勝利時、③地区シリーズ勝利時、④リーグ優勝シリーズ勝利時、…
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静観の姿勢とるも…対岸の火事では済まされない香港問題
2002年に姚明がNBAのヒューストン・ロケッツに入団して以来、バスケットボールはサッカーと並び、中国で最も人気のあるスポーツのひとつとなった。 中国におけるテレビ中継の放映権や関連商品の売…
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“陰毛禁止”撤回 メジャーでは全身毛むくじゃらがトレンド
メジャーに移籍した日本人選手は、さまざまな習慣に面食らうことになる。とりわけ驚きが大きいのは、「陰毛剃り」の習慣である。野球に限らず、欧米ではスポーツ選手が陰毛を剃ることが常識化している。生やしたま…
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米大統領選をも左右する民主党候補と米球界の浅からぬ関係
米国の大統領選挙は長丁場だ。現職大統領のドナルド・トランプの指名が確実な共和党に対して、民主党の候補者たちは2020年夏の党大会での指名を得るまで1年以上にわたって選挙戦を行わねばならない。 …
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メジャー新球団招致レースは本命不在“ダンゴ状態”の様相
2005年以降、フランチャイズの移転はなかったが、ここにきてにわかに動きが見られるようになった。今年6月、タンパベイ・レイズは、成績が良くても客の入りが極端に悪いことを理由に、来季からホームゲームの…
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日本高校野球は環境変化 “先駆者”米高校球界の過酷な現実
かつて、日本の高校野球は「すがすがしさ」や「高校生らしさ」の象徴であった。 だが、現在、長時間の練習や一部の指導者の体罰などによって「ブラック部活」の典型とされることが珍しくないし、投球数の…
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3度目は永久追放…メジャー違反行為に対する罰則の軽重
まずは、クイズにお答えいただきたい。 メジャーリーグのルールで、最も厳しく処分されるのはどれか? ①コルクバットを使用した者 ②乱闘で相手選手を骨折させた者 ③筋肉…
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国際ドラフト実現でも…日本アマ選手“カヤの外危機”の理由
■早ければ2020年 2000年代に入ってから、メジャーにおける国際ドラフトの実施は球界の関心事のひとつとなっている。 しかし、国際ドラフトを導入したい経営者側と、導入に反対する選手組…
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MLBのルール変更は日本人選手に多大なメリットをもたらす
MLBのルール変更で、来季から、ベンチ入り枠が現行の25人から1人増えて26人になる。リリーフ投手は登板すると最低でも3人の打者と対戦することが義務付けられる。 この2つの新ルールは、日本人…
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独立L「機械判定」「一塁への盗塁」導入は大リーグの実験
米国プロ野球の独立リーグであるアトランティック・リーグ(ALPB)は、新たな取り組みを始めた。「機械判定」と「一塁への盗塁」の導入だ。 「機械判定」はコンピューターシステムにより審判の判定を補…
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ルール改正で期限が7月末に 一本化されたトレード戦線の裏
昨年までは7月末のトレード期限を過ぎてもウエーバー公示をすれば、8月末まではトレードが可能という例外規定があり、8月31日に大物が動くケースもあった。今年は3月のルール改正で8月トレードが廃止され、…
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大谷の同僚も…メジャーで多くの現役選手が他界する背景
タイラー・スキャッグス(エンゼルス)の急逝は、27歳という若さと重篤な既往歴が認められなかったという事実から、人々に衝撃を与えた。 日本の球界では現役選手の死去は珍しい。その一方で、大リーグ…
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大活躍する大物日系ルーキー「ヒウラ&ヤマモト」の可能性
日本の名字を持つ日系人大リーガーは、これまでに10人誕生しているがレギュラー級になったのはアスレチックスやツインズで正捕手を務めたカート・スズキ(ハワイ出身の日系3世、現ナショナルズ)だけ。それ以外…
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米球界は共和支持優勢 大統領選はスポーツ界の動向も注目
ドナルド・トランプが2020年の大統領選挙への出馬を表明した。“Keep America Great(米国を偉大なままに)”と新しい標語を唱えた顔が心なしか紅潮していた様子からは、必勝を期すトランプ…
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司法も腐敗…殺人が無罪になるドミニカ球界の無法地帯ぶり
2016年限りで引退した大打者デービッド・オルティスが先週、ドミニカ共和国に帰国中に野外バーで銃撃される事件があった。銃弾が腹部を貫通したものの、幸い急所を外れ一命は取りとめたが、この事件は改めてド…
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観客を襲うファウルと「フライボール革命」の因果関係
アルバート・アルモーラ・ジュニア(カブス)の三塁側方向に飛んだ打球が4歳の少女を直撃したのは、5月29日の対アストロズ戦での出来事だった。 試合後の記者会見でアルモーラ・ジュニアが悲痛な面持…
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米ドラフトを翻弄 敏腕代理人ボラス氏“4つのマジック”とは
1990年以降のドラフトは辣腕代理人ボラスの「マジック」に翻弄され続けた。 最初は「交渉期限マジック」だった。各球団とも、指名後15日以内に条件提示をしなければならないというルールを守ってい…
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2020年米大統領選は「若者の野球離れ」を食い止められるか
2020年11月の米国大統領選に向けた動きが慌ただしくなってきた。 現職大統領のドナルド・トランプを擁する共和党には有力な候補がいない。一方、野党民主党の動きは活発だ。 前回の大統領…
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秘訣は?プロ未経験メジャーリーグの名監督と名コーチたち
ツインズの新任投手コーチ、ウェス・ジョンソンが注目の的になっている。 メジャーはおろか、マイナーでも全く投げたことがないプロ未経験者で、昨年までは大学野球の投手コーチを務めていた。今季ツイン…
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「スーパーボウルの100倍」が物語るメジャーリーグの地位
漫才のようなやりとりは、4月26日に行われた日米首脳会談で起きた。 日本人にとって天皇の即位がスーパーボウルと比べてどれくらい重要かを尋ねたドナルド・トランプに対し、安倍晋三が「スーパーボウ…