渋野日向子は復調の兆しをチラッと見せた 来週のシェブロン選手権は楽しみ
今季から「ストロークプレー」と「マッチプレー」を組み合わせた大会になった「Tモバイル・マッチプレー」には6人の日本選手が出場。4日目のマッチプレーに進めたのは勝みなみだけでした。勝は終盤に池に落とすミスにより準々決勝で敗退。最終日に頂点に立ったのはN・コルダ。圧倒的な飛距離と精度の高いアイアンショットが光りました。出場4大会連続優勝は圧巻の強さです。
舞台となったシャドー・クリークGC(6804ヤード・パー72)は、女子プロには距離が長く、クリークときつい傾斜のラフが特徴です。さらに硬くて速く、うねったグリーンに加え、2日目にはパッティングにも影響するほどの強風も吹き荒れました。厳しい条件が重なったことで2日目の予選カットは通算9オーバー。3日目が終わってイーブンパー以下は7人だけでした。
1打目はクリークとバンカーを避け、2打目はグリーンのほぼ一点を狙わせるホールもあって、1ホールごとに最高の技術を引き出すコースはマッチプレー向きといえます。
1対1の対決は通常のストロークプレーと違い、形勢が不利な場面ではイチかバチかのショットが求められます。迷いのない一打が「これだ!」というひらめきや、スイングのヒントにつながることもある。