著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

目標が明確になった星野陸也は「上昇気流」に乗れる…欧州ツアー、カタール・マスターズ優勝

公開日: 更新日:

「よく頑張った!」

 星野陸也(27)の欧州ツアー、カタール・マスターズ優勝のニュースに思わず歓喜の声を上げました。日本勢では青木(功)さん、松山英樹、久常涼に続く4人目の快挙です。

 昨年9月、久常がフランス・オープンを制した際、予選落ちした星野はその瞬間を現地で見ていたそうです。それに刺激を受けたことは想像に難くない。プロゴルファーはみんな負けず嫌いですから。

 欧州ツアー本格参戦2年目の今季は11月の開幕戦から2戦連続の2位。2戦目はプレーオフでの惜敗でしたが、好スタートを切りました。186センチの長身から放たれるショットは低い弾道で距離も出る。コースへの対応力もあり「欧州向き」の選手とみていましたが、やってくれました。

 同ツアーは欧州各国の他に、豪州、中東、アフリカ、アジアの国々を転戦します。移動や食生活、現地の環境など、米ツアー以上に厳しい生活を強いられることも多い。契約メーカーのサポートや同ツアー6年目の川村昌弘のアドバイスなども生きたに違いありません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇