畑岡奈紗の失格で「球捜し」の時間は厳格化されるのか…不公平感が出ないよう規則を明確にしてほしい
古江彩佳が優勝を争い2位に終わった米女子ツアー、ショップライトLPGAクラシックで畑岡奈紗が失格処分を受けました。初日の最終ホール(9番・パー5)の第2打で右に曲げたボールがグリーン右の茂みに。同伴競技者やキャディー、カメラマンや大会スタッフら10人以上で捜し、どうにかボールは見つかったものの打てない状況でした。競技委員を呼んでアンプレアブルの処置について説明を聞き、4オン1パットでホールアウトしました。
その翌日です。首位に4打差の6アンダー4位でスタートする前、前日の球捜しが3分の制限時間を超えていたことが発覚。誤所からのプレー違反でスコアを訂正しなかったことから失格になりました。前日の球捜しの現場にいたテレビ中継局のリポーターが大会本部に申し出て映像を確認したところ、3分25秒かかっていたことが分かったのです。
プロなら球捜しの制限時間はもちろん知っていますが、「これからボールを捜します」と同伴者に宣言し、そこから計測する選手などいません。腕時計をしている者なら大ざっぱにチェックするか、時計がなければ「そろそろ3分かな」という感覚で判断しているのが実情です。