料理研究家の相田幸二さん 1型糖尿病で一時はどん底に…

公開日: 更新日:

「料理研究家が糖尿病になった」

 今年1月下旬、そんなニュースがネットに流れました。ボク自身が自分のブログで病気を公表したからです。

 見出しだけで判断されたら料理研究家として致命的なマイナスですが、誤解が多い「1型糖尿病」を、少しでも多くの人に理解してもらうきっかけづくりになれば、それでいいと思いました。

 病気が分かったのは今年の正月休み中です。異変は去年12月に風邪のようなだるさから始まりました。ちょうど子供が風邪をひいていたので、「もらったかな」と考えていたんです。ただ、喉の痛みや熱もないので放置していると、喉が渇いて、一日中ペットボトルをがぶ飲みするようになりました。夜トイレに4~5回起きるといった症状も表れ、クリスマスごろには歩くのがしんどい状態になっていました。でも仕事が忙しく、病院に行くタイミングを逃したまま年末を迎え、家族で東京にやってきたのです。

 大晦日の前日になってようやく「これはただごとではなさそうだ」と思い、年末でもやっている八重洲のコンビニクリニックへ出掛けました。もちろん長蛇の列です。2時間待たされてやっと診察を受けましたが、喉の腫れも熱もないので風邪薬も出ず、「血液検査と尿検査の結果は年明けになります」と言われ、手ぶらで帰されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇