手術後はサイボーグになった…北村肇さんが直腸がんを語る

公開日: 更新日:

 実は子供の頃から病気がちで、小学2年生のときに肺結核を患って以来、年中、風邪をひいていたし、胃腸の具合も悪かった。

 大人になって、著名な中医学の先生に診てもらったとき、「アナタ、カワイソウナヒトネ」と言われました。こんなに虚弱体質で、よく生きていられるなという意味だったらしいのですが、体調が思わしくないことに慣れているから、自分にとっては、その状態が普通だったんです。

 そもそも僕は、健康診断は受けない、病院には行かない、インフルエンザの症状が出たら熱い風呂に入って2~3日寝るという具合で、たとえ重篤な病気でも、いずれ自然と治っていくだろうと考えていました。根拠のない自信です。

 ところが、昨年の暮れ、そんな僕でもおかしいと感じる症状が表れました。

 もともと下痢症なのに便通が悪い。トイレに行きたくて駆け込むのに便が出ない。出れば下痢……。そのうちにお腹が膨らんで、そこにガスがたまっているのが分かる。その頃、喫茶店で打ち合わせをしていたら、鼻血が出てね。5分くらい止まらずに、みんなに心配をかけて、翌朝再び鼻血が出て止まらなかったこともありました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「転職者は急増」なのに「人材派遣会社は倒産」が増えているワケ

  2. 2

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  3. 3

    驚きの品揃え! ダイソーでほぼすべて揃う「防災グッズ」の実力は?

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  1. 6

    長嶋一茂はこんなにも身だしなみを意識している? VIOはもちろんアンチエイジングも

  2. 7

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  3. 8

    大関・大の里3度目優勝で期待される「大豊」時代の幕開け…八角理事長も横綱昇進に期待隠さず

  4. 9

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 10

    国民民主党はやっぱり与党補完勢力だった! 企業・団体献金「存続」で自民党に塩を送る罪深さ