役に立つオモシロ医学論文
-
新型コロナに有望だと期待されていた薬は本当に効果ある?
新型コロナウイルス感染症の治療に有望だと期待されてきた薬としてレムデシビル、ヒドロキシクロロキン、ロピナビル、インターフェロンを挙げることができます。レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬として開発され…
-
肥満予防やメタボ解消には朝食にパンとコーヒーがいい?
食事の内容は飲み物の選択にも影響することでしょう。朝食にパンを食べるなら、飲み物はお茶というよりコーヒーか牛乳ではないでしょうか。コーヒーの摂取と健康との関連性を検討した研究はこれまでにも多数報告さ…
-
感染予防ではない?コロナ禍で日本人がマスクをする理由
コロナ禍において、マスクを着用することはマナーからルールになりつつあるように感じます。マスクは着用者が他の人に感染を広げないという点において有益です。しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた当…
-
認知症の予防にはサウナが効果的な可能性あり 専門誌で報告
熱気を用いた蒸し風呂をサウナと呼びます。蒸気により室温を70~100度に保ち、そこで5~20分過ごすのが一般的なサウナ入浴です。サウナの発祥の地であるフィンランドでは、サウナ入浴に関するさまざまな研…
-
入院増が懸念されていたが…コロナ禍で「喘息」の悪化が減少
新型コロナウイルスは、ご高齢の方や持病を患っている方で重症化するリスクが高いと考えられています。例えば、喘息(ぜんそく)のような呼吸器の疾患を治療中の人では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、病状…
-
高齢者の転倒予防にはダンスが効く 米国専門誌で研究論文
高齢の方が転倒すると、ケガをするだけでなく骨折してしまうこともあります。骨折部位にもよりますが、足の付け根部分を骨折すると、寝たきりになってしまうこともあり、特に骨粗しょう症を患っている方では、転倒…
-
健康的に痩せられると評判 「8時間ダイエット」の効果は?
痩せるためのダイエットの方法はさまざまですが、8時間ダイエットをご存じでしょうか。 8時間ダイエットとは、食事を取る時間を1日のうち8時間以内に制限して、残り16時間は食事を取らないダイエッ…
-
日本人も対象に研究報告 高学歴で既婚の男性は長生きする
過去の研究論文によれば、学歴が高い人や、結婚をしている人は、そうでない人に比べて長生きであることが報告されています。しかし、これまでに報告されている研究データの多くが、社会経済格差の大きな米国で実施…
-
5年間における死亡率を比較 運動をしても長生きできない?
適度な運動は健康に良いイメージがあると思います。過去に報告された論文でも、運動習慣のある人では、そうでない人に比べて、健康で長生きする可能性が示されています。 しかし、運動が継続的に行えるよ…
-
結核予防のBCGは新型コロナにも有効か 世界的科学誌に掲載
新型コロナウイルス感染症に対する治療薬やワクチンは世界中で研究開発が行われていますが、いまだ途上段階です。そのような中で、BCGワクチンが新型コロナウイルス感染症に予防的な効果をもたらすのではないか…
-
認知症予防に効果的な生活スタイルとは…国内で論文発表
高齢化に伴って、認知症を患う人の数は増加しています。しかし、現代の医療では症状を緩和したり病状の進行を遅らせる治療しかできず、認知機能を改善させるような治療法は確立されていません。そのため、認知症の…
-
米誌で研究論文 ヒトはやせるとどれだけ長生きできるのか?
肥満の予防や改善は健康的なイメージがあります。確かに、成人期の体重増加と健康リスクの関連性については、これまでにも複数の研究が報告されています。しかし、肥満を改善することによって、どれほど余命が延び…
-
欧州で論文報告 日本食を食べる頻度が多い人は長生きする
日本人の平均寿命は世界でもトップレベルです。衛生環境や医療アクセスの良さがその大きな原因だと考えられますが、漬物や味噌汁など日本人独特の食習慣も影響しているかもしれません。 日本食の摂取頻度…
-
小さいころの食習慣がその後の肥満リスクに影響する
朝食を取らない食習慣は健康に良くないイメージがあると思います。実際、朝食を取らない人では、そうでない人に比べて心臓病による死亡リスクが高いという研究も報告されています。朝食を取らない人は肥満リスクの…
-
米研究論文 適度な飲酒は認知機能に良い影響をもたらすか
お酒を飲むと多弁になり、さまざまなアイデアが思い浮かぶということもあるかもしれませんが、一般的には認知機能が低下するように思われます。飲酒運転が禁止されているのも、摂取したアルコールによって情報処理…
-
新型コロナウイルスに対する心理的影響は性格による?
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活に大きな影響を及ぼし続けており、その心理的な負担は決して小さなものではないでしょう。とはいえ、すべての人が同じように不安を抱え、同じように感染対策に関心を…
-
コロナ禍による受診控えでがん関連死亡は増加しているのか
英国では2020年3月、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国的なロックダウンが行われました。医療機関の受診についても緊急性のある患者さんが優先的に診療を受け、定期的な診療やがん検診は先延ばしとな…
-
長寿の秘訣は動物性でなく植物性のタンパク質摂取にあり
「糖質」「脂質」「タンパク質」は、生命維持に必須の栄養素であり、3大栄養素と呼ばれます。しかし、糖質や脂質の過剰摂取は、生活習慣病など健康に悪影響をもたらすことが知られています。他方で、タンパク質の積…
-
ネガティブな感情を抑制 「花」の写真を見つめてストレス解消
自然の風景を眺めることで心癒やされる経験がある方も多いと思います。あるいは、一輪の花を眺めるだけで心が休まることもあるでしょう。昨今、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、自然豊かな場所に旅行すること…
-
社会・心理的要因がもたらす健康リスクは侮れない
病気の発症は単一の原因だけによって生じることは珍しく、一般的には複数の原因が時間をかけて病気の発症リスクを高めます。たとえば、喫煙は肺がんをもたらす原因のひとつといえますが、数年ほど喫煙をしたところ…