ニューヨークからお届けします。
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暗黒時代への第一歩? 米最高裁が人工妊娠中絶は違憲と判断
6月24日金曜日、アメリカ最高裁で人工妊娠中絶は違憲という判断が下され、女性の権利は約50年前に後退しました。あれから1週間、保守が強い州では中絶が次々に禁止となり、全米で抗議行動が続いています。 …
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粉ミルクの次はタンポン危機…米国での深刻な品不足が女性の健康を脅かす
赤ちゃんの粉ミルクの深刻な品不足についてお伝えしたばかりですが、続いて今度は女性の必需品タンポンが不足して問題になっています。なぜ女性に必要なものばかりが足りなくなるーー? アメリカの女性たちは悲鳴…
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6月はプライド月間だが…米南部で強まるLGBTQへの医療差別
アメリカの6月は「LGBTQプライド月間」です。特にLGBTQ人口が全米で最も多いニューヨークでは、街中にレインボーの旗がひるがえり、LGBTQの権利や文化を祝う様々なイベントが行われています。とこ…
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アメリカのZ世代の7割はお酒よりマリファナが好き…その理由は?
アメリカの18〜24歳の7割は、お酒よりマリファナを好んでいるという調査結果が話題になっています。 「Z世代」という言葉、最近よく耳にすると思いますが、物心ついた頃からコンピューターやソーシャ…
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米国ではオミクロン株の猛スピード変異にワクチンが追いつかない
アメリカは夏に向けた旅行シーズンを迎え、空の旅の旅客数も新型コロナのパンデミック前の水準に戻りました。一方で1日の感染者は10万人で高止まりしていますが、マスク義務付けなどの規制はなく、ワクチンと早…
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教師にも銃を…公衆衛生の敵でも米国はなぜ銃を捨てられない?
米テキサス州の銃撃事件で小学生19人と教師2人が射殺されました。ところが、こうした痛ましい犠牲が繰り返されても、CDC(米疾病対策センター)が「銃による暴力は公衆衛生を著しく損なっている」と宣言して…
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米国のドラッグストアから粉ミルクが消えた! 深刻品不足で赤ちゃんの健康が危機的状況に
アメリカではドラッグストアから粉ミルクが消え、赤ちゃんの健康に脅威を与えています。5月中旬現在、全米の粉ミルクの品切れ率は4割強と発表されていますが、著者の近所のドラッグストアの商品棚はほぼ空っぽで…
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米国では、中絶非合法化で避妊の権利まで奪われるのでは…と危惧する人も
前回、人工妊娠中絶の非合法化を示唆するアメリカ最高裁の内部文書がリークされ、大炎上しているとお伝えしました。 ちなみに人工妊娠中絶は、日本では1996年の母体保護法によって妊娠22週まで認め…
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人工妊娠中絶が非合法化? 最高裁の文書リークで全米が大炎上
アメリカでは最高裁判所の内部文書がリークされるという異常事態をきっかけに、人工妊娠中絶の是非をめぐる大炎上が起きています。女性の健康や人生に関わる「中絶」が、文化的、宗教的、さらに政治的に利用されて…
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米政府機関の「マスク義務付けは違法」判決で市民は大混乱
「連邦政府によるマスク義務付けは違法」というフロリダ州の連邦判事による判決で、アメリカ全土に混乱が広がっています。 4月18日に出たこの裁定は、フロリダ州をはじめ20の保守州からの訴えに対して…
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セレブも投資…更年期女性のサポートアプリが米国で続々ローンチされる
更年期に経験する不調は、「ホットフラッシュ」と呼ばれる体の火照りや発汗、体重増加や肌荒れ、不眠やうつなどメンタルなものまで多岐にわたり、女性の8割が何らかの症状を経験するとされます。それが原因で、3…
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ワクチンと人工妊娠中絶をめぐり、米国で保守とリベラルが激しく分断
中間選挙を半年後に控えたアメリカでは、「人工妊娠中絶」と「コロナワクチン」という、一見まったく関係がなさそうな2つの医療問題をめぐり、保守とリベラルの分断が激しくなっています。 アメリカでは…
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米国で4回目のコロナワクチン接種開始…「打つべきか」との混乱も
アメリカで4回目の新型コロナワクチン接種が始まりました。50歳以上なら無条件でファイザーかモデルナ製のワクチンを無料で打つことができます。一方で今打つべきなのか──という混乱も広がっています。 …
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男性用避妊ピルが99%有効と動物実験で確認 夏にはヒト臨床試験開始
開発中の男性用避妊ピル(経口避妊薬)が動物実験で99%有効だったという研究結果が発表され、避妊の方法が革命的に変わるかもしれないと大きな話題になっています。 この男性用避妊ピルは3月下旬に開…
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コロナ禍で競技人口4割増 注目のスポーツ「ピックルボール」って何?
アメリカで今人気急上昇のスポーツが「ピックルボール」。大ブレークの理由は、やはりコロナ禍でした。 ピックルボールはテニスとバドミントンと卓球を足して3つに割ったような競技で、ラケット(パドル…
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安くて安全なはずだったウクライナの医大…留学生は決死の脱出
ロシアの侵攻による戦火を逃れるために、3月10日時点で200万人以上のウクライナ人が国境を越えて避難しています。そして避難民の中には少なくない数の留学生がいて、人によってはウクライナ人以上の困難を体…
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米国でマスクを外したくない若者の新トレンド「マスクフィッシング」とは
CDC(米疾病対策センター)が2月下旬にマスク着用に関するガイドラインを変更したことで、感染率が高い一部地域以外のアメリカ人(全人口の約7割)がマスクを着用しなくていいことになりました。ところが、若…
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HIV感染パンデミック収束への一歩か? 完治した世界3例目は女性
新型コロナウイルスによるパンデミックは地球上の多くの場所でいまだに収束していません。しかしそれ以前は、パンデミックといえばエイズ禍のことでした。エイズの原因となるHIVウイルス感染は40年間にわたり…
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コロナ後遺症の味覚・嗅覚障害の原因をコロンビア大学などが発表
コロナ感染が下降を続けるアメリカでは、各州でマスク義務付け規制が緩和されてきています。そんな中で改めて問題になっているのはコロナ後遺症ですが、症状の一つである味覚・嗅覚障害の原因を明らかにする論文が…
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3回目接種「あり」の症状が出る確率は「なし」より66%低くなる 米で論文が
オミクロン株によるアメリカのコロナ感染はピークを越えましたが、先週の時点で1日の死者が2400人と、昨年のデルタ株の記録を更新。まだまだ予断は許しません。そんな中「ブースターショットがオミクロン株に…