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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

粉ミルクの次はタンポン危機…米国での深刻な品不足が女性の健康を脅かす

公開日: 更新日:

 赤ちゃんの粉ミルクの深刻な品不足についてお伝えしたばかりですが、続いて今度は女性の必需品タンポンが不足して問題になっています。なぜ女性に必要なものばかりが足りなくなるーー? アメリカの女性たちは悲鳴をあげています。

 パンデミック後に急増した需要に供給が追いつかず、原料調達などの物流が滞っているのは確かに間違いありません。さらにウクライナでの戦争に伴うロシアへの経済性制裁で世界的に原油が不足して価格が高騰し、あらゆるものが値上がりしています。アメリカの5月のインフレ率は1年前に比べて9%上昇という異常事態となっています。

 高いだけでなく多くの製品の供給が滞り、スーパーやドラッグストアに行ってもほしい商品がないことがしばしばです。

 すっかり空になった粉ミルクの棚に続いて、タンポンの棚もガラガラになっています。しかも需給のバランスが狂いタンポンは10%も値上がりし、代替商品のナプキンも上がっています。 

 日本ではタンポンを使用する人は2割程度ですが、アメリカでは4割を超えているので、困っている人がそれだけ多いことになります。

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