著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国で4回目のコロナワクチン接種開始…「打つべきか」との混乱も

公開日: 更新日:

 アメリカで4回目の新型コロナワクチン接種が始まりました。50歳以上なら無条件でファイザーかモデルナ製のワクチンを無料で打つことができます。一方で今打つべきなのか──という混乱も広がっています。

 4回目のワクチン、いわゆるブースターショット2本目は先週29日火曜日にFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可され、さっそくバイデン大統領が接種を受ける姿が報道されました。CDC(アメリカ疾病対策センター)は65歳以上の高齢者、50歳以上で既往症がある人、免疫系に疾患がある人には接種を強く勧めています。

 今回の認可の背景には、急激に広がりつつあるオミクロンBA.2株があります。オリジナルBA.1株より感染力が強いとされるBA.2株は、すでにアメリカの感染の平均6割近くまで置き換わっています。特に7割が新変異株に置き換わったとみられるNY州では、新たな感染拡大の兆候も見られ始めています。

 しかし全米で見ると、感染は1日2万7000人でいまだ下降を続けており、公共の場でのマスクやワクチンの規制も次々に解除されて、ニューノーマルと呼ばれる光景が広がっています。そんな中で今4回目が必要なのか? という疑問も少なくありません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る