著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

男性用避妊ピルが99%有効と動物実験で確認 夏にはヒト臨床試験開始

公開日: 更新日:

 開発中の男性用避妊ピル(経口避妊薬)が動物実験で99%有効だったという研究結果が発表され、避妊の方法が革命的に変わるかもしれないと大きな話題になっています。

 この男性用避妊ピルは3月下旬に開催されたACSアメリカ化学会の会合で発表されました。精子を作るタンパク質、レチノイン酸受容体アルファに作用して働きを止めるために開発された化合物で、「YCT529」と名付けられています。

 開発メンバーのミネソタ大学のグンダ・ゲオーク教授によれば、この化合物を4週間オスのマウスに与えたところ、精子の数が減少して妊娠を99%防ぐ効果が確認されたとのことです。

 女性が避妊するための経口避妊薬は1960年代から使われていましたが、男性側が積極的に避妊するためにはコンドームか、パイプカット(正式名称は精管結紮=けっさつ=術)と呼ばれる手術しか選択肢がありませんでした。特にコンドームは相互の信頼に大きく依存するため、女性にとっても男性にとっても、不平等と感じられる状況が続いてきました。


 一方、男性用の経口避妊薬は過去40年、開発が試みられていましたが、まだ実用化には至っていません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり