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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米国でマスクを外したくない若者の新トレンド「マスクフィッシング」とは

公開日: 更新日:

 CDC(米疾病対策センター)が2月下旬にマスク着用に関するガイドラインを変更したことで、感染率が高い一部地域以外のアメリカ人(全人口の約7割)がマスクを着用しなくていいことになりました。ところが、若者を中心にマスクを外すことへの戸惑いと、同時に新たなトレンドも生まれています。

 アメリカのマスク着用規定は最終的には地方政府が決定。CDCガイドラインが変更になった直後から全米各地でマスク義務付けが次々に解除されています。

 私たちニューヨーク市民は市の規則に従うことになりますが、公共交通機関や病院などでは引き続き着用義務がある一方で、お店などではオーナーのポリシーに従えばよくなり、マスクを外す人は日に日に増えています。

 そして、最後まで義務付けが続いた公立学校での解除も時間の問題とみられています。日本人のように風邪花粉症でマスクを着ける習慣がまったくなかったアメリカ人ですが、2年着け続けたことですっかり自分の顔の一部のようになり、今さら外すことに抵抗を感じる若者も少なくありません。入学して以来、クラスメート同士でマスクを外した顔をほとんど見たことがない中学生の中には、特にニキビ、歯科矯正ブリッジ、生え始めたヒゲなどに悩みを持つ者が多く、マスクを外しての通学に不安を感じている人も多いようです。

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