魚ちゃんと占い、納豆漬け生活…かもめんたる「キングオブコント」で優勝するまで

槙尾ユースケと岩崎う大／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　今年の「キングオブコント２０１３」（ＴＢＳ）で優勝し、今が旬なコントコンビは、ボロアパート生活と幾多のバイトで貧乏を乗り切った？

槙尾ユースケ　僕ら大学でお笑いサークルやってて、同じ大学の小島よしおと５人組の「ＷＡＧＥ」でデビューしたんです。でもそんなに仕事なくて。

岩崎う大　事務所から給料は出たけど、５人で割るとひとり２万円。だから僕は中野のすごく古いアパートに住んでました。戦後すぐにできたくらいかも。

槙尾　だからか、あまりバイトしてた印象ないね。

岩崎　部屋のドアが歪んでて、ドアノブを引っ張ってもガッチリはまってて開かない。ドアの上部をノコギリで削ろうとしたらそこはギザギザ。前の住人が一度切ったみたい。それが時を経てまた開かなくなってた。

槙尾　隣の部屋におばあちゃんが住んでたよね。

岩崎　いい方で、週１度くらいの高齢者へのデイサービスでもらったお弁当を、「こんなに食べないから」と僕にくれてました。メチャメチャうまかった！　お金の面で助かりました。共同トイレなのに掃除してくれて、すごく優しいおばあちゃんでした。亡くなられた時、僕、お葬式に行きました。