ロケ取材で吉高由里子を涙させた NHK朝ドラの“重圧”
「朝の顔の自信は、まだございません。すごい怖いし、不安だし……」
心細げな様子でこう語ったのは、吉高由里子(25)。21日、山梨県甲府市郊外で、ヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「花子とアン」(来年3月31日スタート)のロケ収録に参加した。朝ドラの撮影はまだ2日目で、山梨ロケはこの日が初めてという吉高は、5年ぶりに甲府に帰郷した花子(吉高)が、家族の期待を背負って再び東京に戻るシーンの撮影に挑んだ。
現場での会見中、質疑応答の場面で媒体名を言い忘れた報道陣に「媒体名をお伺いしてよろしいですか?」とおどけると、「ありがとうございます、アミューズの吉高由里子です」と返し、周囲を笑わせるひとコマも。さらに、「宿泊したホテルのお風呂で(母親役の)室井滋さんとばったりお会いして、撮影に入る前に“裸の付き合い”をすることができた。母と娘で月を見ながらバタ足して。おかげでリラックスして今日の撮影に臨めました」と語った。
しかし、「朝の顔」になることについて聞かれると、表情は一変。「朝ドラのことを考えれば考えるほど、しゃべればしゃべるほど、泣きそうになるんです」と声を震わせ、涙を浮かべる場面もあった。