「進撃の巨人」作者も太田光の妻も…“切った爪”収集家の心理
フツーの感覚ではさっぱり分からないが、切った爪を収集する人たちの心理はどうなっているのか。心理学博士の鈴木丈織氏はこう指摘する。
「爪は“攻撃性”の象徴です。爪を収集することは、自分の弱さや不安を隠し、常に強くありたいという心理の表れと言えます。爪という身体の一部を切り捨てる罪悪感や喪失感を軽減するため、可視化して保管することで心の安定を無意識に求めている可能性もあります。ちなみに、切った爪は形状がほぼ同一の場合が多く、自分の分身を増やすような感覚で、記号や名前まで付けているケースもあります。爪の収集はふとした失敗で劣等感に襲われた瞬間から突然始まることが多いようです」
ディープすぎる世界だ……。