小保方さん涙の弁明…「条件付き会見」になった“裏事情”
■落ち着いた口調で質問に回答
弁護士の不服申し立ての説明後、質疑応答の時間になると、小保方さんは落ち着きを取り戻し、しっかりとした口調で記者の質問に答えた。
小保方さんは体調不良で7日から府内の病院に入院中。会見後も病院に戻る予定だ。医者の制止を振り切っての“覚悟の会見”だけに、ホテルの別室には医者が待機。小保方さんの様子をモニターでチェックしながら、体調不良を理由にドクターストップもあり得るという異例の会見となった。
そのため会見の参加条件として「心身の状態に配慮すること」「会見日時まで(小保方さんを)追いかけたり個別質問を行わないこと」「質疑応答に際して司会の指示に従うこと」などを提示された。
さまざまな条件が付けられた会見には、「マスコミが聞きたいことが聞けない。つまり、理研サイドにとっても、触れられたくない人事や研究費の問題などについて聞かれずに済むというメリットがある。小保方さんも理研に残って研究を続けることを希望している。理研との利害が一致して、今回の条件付き会見になったんじゃないか」(理研関係者)という見方もある。