小保方さんvs理研 法廷バトルなら「10年戦争」に突入か
泥沼の法廷闘争に突入しそうだ。新たな万能細胞「STAP細胞」の論文問題で、理化学研究所の調査委に「捏造(ねつぞう)」と断じられた小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人弁護士が2日、小保方さんが「論文撤回に同意したことは一度もなく、取り下げるつもりはない」などと話していることを明らかにした。
クロ判定に「到底容認できない」とカンカンの小保方さん。来週前半にも理研に対して調査結果の不服申し立てを行い、その後、“怒りの弁明会見”を開く予定という。
「小保方さんが何を話すのか。理研幹部は戦々恐々としていますよ。改ざん、捏造とされた画像データの切り貼り、使い回しの理由はもちろん、『ネイチャー』論文の構成は一体、誰の指導でまとめたのか。不正に手を貸した研究者は他にいなかったのか。理研内部の管理体制やパワハラ、セクハラの有無など、洗いざらい暴露されたら、クビが吹き飛ぶ理研幹部は1人や2人では済まないでしょう」(科学ジャーナリスト)
「窮鼠猫を噛む」とはこのことだ。
もっとも小保方さんからすれば当然のことで、今回の「捏造認定」を黙って受け入れれば、研究者人生は終わりだ。自らの手でSTAP細胞の存在を立証する道も閉ざされる。なりふり構わず「反撃」に出るのは容易に想像がつくし、法廷闘争の長期化も覚悟しているだろう。