話題作続々、演技評判の石原さとみ 台詞はウロ覚えだった
――撮影中の秘話は?
「みんな集中していたので、藤原さん、山田さんと会っているというより、ずっと『男』と『終一』に会っていたという感覚ですね。ここにきてイベントで再会することが多いので、ようやく普段の藤原さん、山田さんと話しているという感覚です(笑い)」
――この作品もそうですが、ここ2、3年で石原さんの演技が大きく変わった気がします。ご自身で変わったと思う点はありますか?
「3、4年前に1カ月のお休みをもらいました。去年も仕事ですが、海外に行ったりしました。それが大きかったですね。それまでアウトプットばかりだったのに、ファッションとかメークとかいろんなことがインプットできました。役柄じゃない自分の時間を過ごせたことが最近のお仕事でも役に立っていると思います」
■A型気質
――具体的には?
「実は最近、セリフはウロ覚えなんです。あ、もちろん、内容は理解してますよ(笑い)。その前、デビューしてからの8年間はセリフをきっちり覚えてから現場に臨むタイプでした、A型なので(笑い)。でも、ここ3、4年で“大事なのはそこじゃない”と気づきました。感情を乗せないとセリフはついてこないので、たとえば、セットだったり衣装だったり相手の役者さんのお芝居だったり、その場で感じたことを大切にしてます。それがみなさんに共感していただけてるのかも…」