パルムドール候補作主演 吉永淳に「ポスト尾野真千子」の声
ビッグマウスで知られる監督だが、「私の最高傑作、パルムドールしかない!」と公言するあたり、すこぶる自信作なのは間違いない。
「第67回カンヌ国際映画祭」が15日に開幕。冒頭の発言の主である河瀬直美監督(44)は、同映画祭の長編コンペに「2つ目の窓」(7月26日、日本公開)を出品する。国内の評判は上々で「最高賞パルムドールの受賞も十分にある」(映画関係者)と予測する向きも少なくないのである。
“カンヌの申し子”と呼ばれる河瀬監督。95年に「萌の朱雀」で史上最年少の新人監督賞、07年の「殯の森」では審査員特別大賞、昨年はコンペ部門の審査員も担当している。パルムドール獲得となれば、日本映画では今村昌平監督の「うなぎ」以来、17年ぶりの快挙だ。
鹿児島・奄美大島を舞台に若者の初恋と成長を描く青春ストーリー。俳優の村上淳(40)と歌手のUA(42)の長男・村上虹郎(17)の俳優デビュー作としても注目を集めているが、もう一人、虹郎とダブル主演を張る若手女優の体当たりの演技が光りまくっている。
■「日本を代表する女優になる」