ドラマ「ごめんね青春!」でバカにされた堀越学校長の言い分

公開日: 更新日:

「ごめんね――」は、NHK朝ドラ「あまちゃん」の脚本家である宮藤官九郎氏が手がけた作品。国民的ドラマの生みの親の新作とあって注目も高かったが、識者はこの騒動をどう見たか。

 上智大教授(メディア論)の碓井広義氏はこう言う。

「クドカンは物語の中に現実や実名を巧みに織り込んでいく脚本家。“楽しめる人だけ楽しめればいい”と視聴者の間口を狭くすることで、ディープで際どい笑いを生み出す世界観が真骨頂ですが、今回の騒動は制作側のミスは否めないでしょう。日曜劇場というゴールデン帯で放送する以上、細心の注意を払うべきであり、実名のセリフに疑問を持たなかったとすれば、うかつと言わざるをえない。放送局であるTBSの判断の甘さだと思います。本来、視聴者のクスッという笑いを誘うのが目的だったであろうこの表現。学校名ではなく、たとえば『芸能コース出身』といったセリフにすることで、その効果は十分だったのではないでしょうか」

 これで元グラドルを演じた中村静香が本当に堀越OGだったら着地は完璧だったのだが……。クドカンの心境を代弁するならば、「ごめんね!堀越」か。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動