芸人で芽が出ずディスコへ DJ KOOの意外な経歴
昨年からバラエティーで売れまくっているのがDJ KOO(53)。90年代、ミリオンヒットを連発していた5人組テクノ・レイヴ・ユニット「TRF」のリーダー。現在も「TRF」は活動継続中で、DJ KOOは「TRF」の活動をしつつ、ピンでバラエティーに出演しているのだ。音楽業界はCDが売れず厳しいため、リーダーとして、今の若者たちにも「TRF」の存在と音楽を知ってもらおうと必死なのだろう。
バラエティーで引っ張りだこになっているのは、DJらしい“不良″っぽい風貌に反した、天然ボケの発言や温厚な性格、腰の低さ、生真面目さなどの意外性がウケているから。知名度アップだけでなく、クラブミュージックのちょっと危ないイメージを払拭し、好感度のアップにも大きく貢献している。
しかし、いくら知名度や好感度を上げたくても、芸人たちの中で存在感をアピールするのは至難の業。芸人を目指した時期があったDJ KOOだからこそ可能なのだ。
■柏日体高時代はラグビー部キャプテン
落語が大好きだったDJ KOOは、高校を卒業して間もない頃、バラエティー「笑ってる場合ですよ!」(フジテレビ系)に芸人として出演し、ネタを披露していたほど。