業界騒然 キムタクが「ドラマ番宣」に駆けずり回る“深刻事情”
木村の希望がかなったのか、実際に同ドラマの出演者は妻役の上戸彩をはじめ、西田敏行、水野美紀、田中圭、新井浩文、光石研、渡辺いっけい、及川光博など、映画がまるまる2本は撮影できそうな豪華レギュラー陣に加え、さらに毎回、ゲストが登場。
「初回は香川照之、第2話には、ココリコの田中直樹、第3話には蓮佛美沙子らがメーンゲストで登場。ほかにも、第1話には高級クラブのママ役で高岡早紀、第2話には西岡徳馬、そして第3話には寺田農らが脇を固める。一話の総制作費は7000万円オーバーとも言われている」(テレビ関係者=前出)
お膳立ては完璧。あとは放送を待つばかりだが、木村が“身銭”を切ってでもこのドラマを成功させたい背景には、SMAP自体の凋落があるという。
「一部週刊誌上でジャニーズ事務所の“女帝”と呼ばれるメリー喜多川副社長が、後継者に一人娘の藤島ジュリー景子副社長を指名したことが尾を引いている。この報道以降、各テレビ局はSMAPのチーフマネジャーのI女史ではなく、一斉にジュリー氏に擦り寄り始めた。もし、今作で木村が結果を出せなければ視聴率神話は崩壊するし、事務所内の序列にも影響する。既に同じSMAPの中居正広が司会の音楽番組『UTAGE!』(TBS系)は視聴率不振で打ち切り話が出ているし、3月まで放送されていた草彅剛のドラマ『銭の戦争』(フジ系)も健闘はしたが大ヒットには程遠かった。テレビ界でSMAPがオワコン(終わったコンテンツ)の烙印を押されてしまう危機なのです」(芸能関係者)
ドラマ界では常勝街道を歩んできた木村にとっては初めての崖っぷち。背水の陣で臨む「アイムホーム」は初回視聴率20%の及第点をクリアできるのか。