16年春の朝ドラ「とと姉ちゃん」 “大抜擢”脚本家にかかる重圧
高視聴率が続いているNHKの連続テレビ小説。16年春スタートの作品が26日に発表された。タイトルは「とと姉ちゃん」。父親のかわりに母と2人の妹を守り、激動の昭和を駆け抜ける家族の物語。モチーフにしているのは雑誌「暮しの手帖」の創業者らの軌跡だ。
ヒロインについてはこれからだが、タイトルと同時に脚本担当も発表され、NHKの「ママさんバレーでつかまえて」や「実験刑事トトリ」などのドラマを手がけた西田征史氏。これまで映画化された小説「小野寺の弟・小野寺の姉」を上梓し、日テレの連ドラ「怪物くん」などの脚本も担当したが、注目度はイマイチ。「大抜擢」というのが素直な声だ。
「朝ドラは10年春の『ゲゲゲの女房』からずっと好調で、それがいつストップするかがテレビ界の注目ですが、ここで途切れる可能性ありですね。西田氏はもともと漫才コンビをやっていて解散したお笑いの人で、これまでは不思議な作品が多い。それで昭和を代表する『暮しの手帖』という正統派の雑誌をモチーフに“人情喜劇”にするというからバラバラな感じがする。奇をてらった作りでヒットした2年前の『あまちゃん』狙いの印象ですが、うまくいくか疑問です」(マスコミ関係者)
後はヒロイン次第で、発表が楽しみ――。