過去の栄光にしがみつくフジ 「恋仲」惨敗で死んだ“月9神話”

公開日: 更新日:

ドラマは脚本が肝。にもかかわらず、高校時代の三角関係が7年後も続いて……なんて、いつの世の恋愛ドラマ? という感じ。花火をバックにキスしてもいいですが、既視感たっぷりのドラマにガッカリ。まるで恋愛ドラマのパロディーでした。仕事じゃなかったらチャンネルを替えてますよ。作り手側であるフジのセンスはどうなっているのか。いくら恋愛ドラマだからといって“王道”をはき違えています。

 ただ、『さすが』と思ったのは視聴者の見る力。視聴率が1ケタだったのは、これだけ旧態依然としてありがちなものを見せられた視聴者の疑問の表れです。ニュースでは“まさかの1ケタ”って書いてましたが、全然“まさか”じゃない。このままでは、来週は7%くらいまで下がる可能性もあります」

 放送中のフジのドラマは「HEAT」が初回6.6%、「リスクの神様」は7.0%など、いずれも大苦戦。今週末に放送される、これまた看板番組「27時間テレビ」のキャッチコピーは「テレビの時代はもう終わり?……でも俺、本気出しちゃいます」。本気なのは分かるが、方向性を間違えていたら、視聴者に響くわけもなし。“月9”の不調は成功体験から抜け出せず時流を読み誤ったフジテレビの「自爆」だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  1. 6

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  2. 7

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  3. 8

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  4. 9

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 10

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ