時給は90円…元ものまね女四天王“しじみ” 語る沖縄での1年
ものまねデュオ「しじみとさざえ」で90年代に脚光を浴び、松本明子、松居直美、斉藤ルミ子と「ものまね女四天王」と呼ばれた“しじみ”こと松下桂子さん(47)。現在は沖縄でものまねバーを経営し、ものまね特番にも出演しているが、デビュー時や沖縄移住の直後はお金でさんざん苦労して……。
90年に「ものまね王座決定戦」でデビューして2回目の出場で準優勝を手にした直後、コンビを結成しました。ものまね四天王ブームにかぶせた企画モノです。同じ事務所の先輩、篠塚満由美さんと女性デュオにした方が売りやすいという大人の事情です。新人の私は抱き合わせ的な存在(笑い)。
さざえの篠塚さん(現在休業中)は「スター誕生」のグランドチャンピオンを獲得して歌手デビュー。その後、ものまねの道に転向した14歳上の大先輩。コンビ格差があって当然ですよね。
コンサートツアーでコロッケさんと全国を回らせていただいたり、イベント、テレビ、ラジオ、取材と休みはほとんどないのに、月給は10万円でした。さざえさんとはキャリアの違いからお給料は10分の1。デビューできただけでもありがたいと思い、社長には文句ひとつ言わず、親から仕送りをもらってましたね。