「下町ロケット」佃製作所のロケ地は社員190人ネジ工場
多摩川のサイクリングロード(東京都側)を河口から20~30分も走ると、どこかで見たような看板が目に飛び込んでくる。東京都大田区矢口の付近だ。
鉄塔に掲げられた文字は「桂川精螺」。見覚えのあるたたずまいだが、さて、何だったか。
実は、この桂川精螺は高視聴率を叩き出し、サラリーマンの支持も高いTBSドラマ「下町ロケット」のロケ地なのだ。前回の放送(12月6日)は平均視聴率20・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、今年の民放ドラマでトップに躍り出た。
ドラマでは「佃製作所」となっている。主演の阿部寛(佃航平=社長)や、立川談春(殿村経理部長)、安田顕(山崎技術開発部長)らが、何度も顔を突き合わせ議論を展開する場所だ。ドラマでは、佃製作所の鉄塔が出てくるシーンも多い。
「たまたま文字数が同じ4文字だったので、CG(コンピューターグラフィックス)はつくりやすかったようです。ロケは休日を中心に行っていると思います」(下町ロケットの広報担当者)