「あさが来た」絶好調…波瑠に“黄金時代到来”と絶賛の声
■「小波瑠から大波瑠に」
作家・伊集院静氏の自伝的小説「いねむり先生」が13年にドラマ化された際にはマサコ役で出演。そして、同じく伊集院氏の自伝的小説を原作とした来年5月の舞台「乳房」でもヒロインの新人女優を演じる。同舞台の企画・台本・演出を手がける合津直枝氏は、波瑠の起用について「見た目というより彼女が持つ圧倒的な清潔感と透明感」とこう続ける。
「波瑠ちゃんと初めて仕事したのは、13年1月期のNHKドラマ『書店員ミチルの身の上話』でした。主人公を演じる戸田恵梨香さんの妹役で、当て書きに近い形で彼女の顔にあるホクロの位置に触れるようなセリフを起こしたりしました。ただ私たち作り手は役者の持つ資質とは逆、異なる役柄をやらせたくなるもので、クールなイメージの波瑠ちゃんには、今回の舞台では中年男性がおたおたするような新しいキャラクターを演じてもらいたいと思っています。本人には朝ドラの撮影に入る前に“小波瑠から大波瑠になって戻って来てね”と送り出しましたが、見事に女優としてひと回り成長されましたね」
舞台化の話を聞いた伊集院氏も波瑠の起用を喜んでいるという。視聴者も作り手も元夫もゾッコン。花咲く春にあう、という言葉通り、波瑠の時代がやってきた。