年末に生声披露 中森明菜“ディナーショー頼み”の台所事情
「6年ぶりのオリジナルアルバム『FIXER』がようやく完成したのが、この15年の暮れ。全国ツアーを展開したいところですが、大規模ホールなどでのコンサートは『自分に合わない』と本人が嫌がって、実現しなかったそうです。ディナーショーは、毎年恒例の活動として休養前からやっていたし、体調を崩した10年も予定していたもの。それを直前で中止にしてしまったこともあり、もう一度そこに時計の針を戻して再開しようと決まっていったようです」(前出の音楽関係者)
シンガー・ソングライターというわけではない明菜にとって、生活の糧は歌唱印税だろうが、それだけでいつまでも休養していられるほど安泰ではないだろう。別の音楽関係者によると、ディナーショーはコンサートのように大規模セット設営や演出に凝ることもなく、経費はホテルの宴会場の使用料くらい。スタッフもコンサートに比べれば少人数で済む上、チケットも高く歌手の取り分も多いため、実入りがいいという。ヒルトン東京お台場など7カ所で行うショーのチケットは1枚4万2000円から5万円。その半分でも懐に入れば、相当な儲けになる。
父親とも断絶し、明菜の支えは恋人ともいわれる男性マネジャーだけといわれている。これまでドタキャンなどで痛い目をみてきた周囲は今回の歌姫復活劇が本物かどうか、まずはディナーショーを試金石にして判断を下すことになる。