元アイドル太田美知子さん 農家に嫁ぎ朝4時半起きの毎日
■「8時だョ!全員集合」の思い出
さて、太田さんが生まれたのは豊島区南長崎。日本テレビ音楽学院(現・日テレ学院タレントスクール)でアイドル歌手を目指していたところ、オーディションで“アコ”こと阿部美和子、“ヤッチン”こと矢沢泰代と「アパッチ」メンバーに抜擢された。短大1年、18歳だった。
「当時話題になったメドレーソング『ソウルこれっきりですか』(CBS・ソニー)が予想以上に売れたため、テレビ番組用のアイドルユニットをつくろうというのが、そもそもの企画でした。初のテレビ出演はTBSのワイドショー『3時にあいましょう』。オーディションからたった13日後のことです。メドレーとはいえ、13曲もの歌詞と振り付けを覚えさせられ、その間に取材がミッチリ。ホント、寝る時間がなかったですね」
解散は81年。それまでにシングル7曲をリリースした。
「一番の思い出といえば、『8時だョ!全員集合』にアシスタントとしてレギュラー出演してたことですね。少年少女合唱隊のコーナーでは、ゲストの真後ろでしたし、エンディングの『いい湯だな ビバノン・ロック』を歌ってる時は、前列の向かって左にいました。今、その映像がユーチューブで見られるんですよ」