「アウトレイジ」新作に喝采 北野武ベネチアでサイン攻め
第74回ベネチア国際映画祭が9日(日本時間10日未明)に閉幕。クロージング作品として北野武監督(70)の最新作「アウトレイジ 最終章」が上映された。
北野監督にとってベネチアは1997年にコンペティション部門で「HANA―BI」が金獅子賞(グランプリ)に輝くなど縁の深い映画祭。
記者会見では「ダメな監督と言われたり、体を壊したこともあり、日本のエンターテインメントではもう終わった人というような記事を書かれたり噂もあったり、一番自分のキャリアの中で落ち込んでいた時代があった。でもその後、ベネチアで立派な賞をいただいたことで、一気にエンターテイナーとしての地位に戻ることができた。自分のキャリアの中でベネチアは絶対に欠かせない。自分の芸能生活のひとつのエポック、事件で、いつも感謝しています」と感慨深げ。
上映後はスタンディングオベーションの大喝采でサイン攻めだった。