圧倒的な演技力が炸裂する「生と死とエロス」の輪舞
文学座アトリエの会「冒した者」
「浮標」「廃墟」「その人を知らず」「炎の人」といった重厚なセリフ劇で戦後演劇史に屹立する劇作家・三好十郎。創立80周年の文学座が取り上げるのは初めてで、3時間50分という大作ながら、まばたきをする間も惜しいくらいのスリリングな舞台だった。
舞台は1952年のとある町。空襲…
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