“原宿の母”に誘われ…島田秀平が「占い芸人」になるまで
始めたきっかけはイベントで、ベテラン占い師“原宿の母”とご一緒したこと。僕を見て「あんた、(手相を)見る力ありそうだから教える」と急におっしゃって。
まだ占いを信じてなかったし、「なに言ってるんだ、この人」と思ったけど、教わりに行くとご飯を食べさせてくれたんですね。それからはご飯目当てで通ってました。趣味程度でやってたのにだんだんのめり込んで、ついに手相を見られるようになったら、番組に呼んでもらえるようになったんですよ! トータルで3~4年かかりましたけど、まさか占いが芸人の仕事に生かせるとは思わなかった。
原宿の母から“代々木の甥”を命名してもらってからは貧乏を脱して食えてます。ありがたいなあと思います。
(聞き手=松野大介)
▽しまだ・しゅうへい 77年12月、長野市生まれ。96~08年お笑いコンビ「号泣」で活動。解散後に手相や怪談ネタで活躍。著書に「島田秀平の運気が上がる!!手相の変え方」他多数。