ソフトBは両足負傷の周東佑京を二軍に落とす余裕なし…ケガ人続出と韋駄天の「代役」不在」
生命線の「足」に支障があっても……。
ソフトバンクの周東佑京(29)が25日の楽天戦を欠場。23日に右ヒザに死球を受けた影響で、小久保監督も「今日は厳しい」と眉間にしわを寄せた。
周東は開幕から19試合連続安打中。パ・リーグ記録の20試合まで残り1試合、欠場で途切れる記録ではないのが幸いとはいえ、「厳しい」のは今に始まった話ではない。
今季は19試合に「1番・中堅」として出場しているものの、18、19日は古傷の左ヒザの状態が悪化し、大事を取って欠場。そこにきて今回の右ヒザへの死球だ。まだ4月、登録抹消して完治を目指すのが常道だが、悲しいかな、今のソフトバンクにそんな余裕はない。
周東はもっかリーグ2位の打率.345。出塁率は.412で、トップタイの6盗塁。チャンスにも強く、得点圏打率は.474である。近藤、柳田、正木ら主力がケガで離脱した今、周東までいなくなれば、それこそ最下位脱出どころではなくなる。
周東に代わって1番を任せられる打者も、これといっていない。今季、周東が欠場した3試合で1番に座ったのは、川瀬、緒方、そして25日の牧原と日替わり。数十億円かけてチームを強化しても、決して選手層が厚いとはいえないのだから皮肉な話だ。