タレントから無理難題 芸能マネジャーの超ブラックな現実
タレントの移籍や独立をめぐるトラブルや契約問題が取り沙汰されるなか、「芸能マネジャー 本日も人権なし」と題した特集を週刊現代の最新号が掲載して話題になっている。そこでは米倉涼子、マツコ・デラックス、浜崎あゆみらの名前が挙がっているが、職業としてのマネジャーはどういう役割なのか、外からはなかなかうかがい知れないだけに興味深い。
求人サイトによると、芸能マネジャーはかねて人気職で、有名プロダクションの求人倍率は常に高い。一方、短期間で辞めてしまうケースも少なくないという。不規則な労働時間、タレントの送迎にスケジュール管理、営業の他、マスコミからの護衛や私生活の雑事にまで及ぶこともあるというからキリがない。
芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「たとえばホリプロのマネジャーは仕事の際に現地集合、現地解散をうたっているし、吉本興業は現場に顔を出さない人もいます。忙しい売れっ子には常時、付きっきりのマネジャーがいる一方で、ひとりで何人ものタレントを担当しているマネジャーもいる。マネジャーの大きな業務のひとつがタレントの仕事を取ってくる営業なのですが、現場に顔を出さなくても大きな仕事を取って来て、3年後を見据えて活動をプロデュースしているような人は優秀とされますし、親身になって、それこそ全ての仕事に随行してタレントに信頼されている人もいる。本当にケース・バイ・ケースです」