タレントから無理難題 芸能マネジャーの超ブラックな現実

公開日: 更新日:

 タレントの移籍や独立をめぐるトラブルや契約問題が取り沙汰されるなか、「芸能マネジャー 本日も人権なし」と題した特集を週刊現代の最新号が掲載して話題になっている。そこでは米倉涼子マツコ・デラックス浜崎あゆみらの名前が挙がっているが、職業としてのマネジャーはどういう役割なのか、外からはなかなかうかがい知れないだけに興味深い。

 求人サイトによると、芸能マネジャーはかねて人気職で、有名プロダクションの求人倍率は常に高い。一方、短期間で辞めてしまうケースも少なくないという。不規則な労働時間、タレントの送迎にスケジュール管理、営業の他、マスコミからの護衛や私生活の雑事にまで及ぶこともあるというからキリがない。

 芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。

「たとえばホリプロのマネジャーは仕事の際に現地集合、現地解散をうたっているし、吉本興業は現場に顔を出さない人もいます。忙しい売れっ子には常時、付きっきりのマネジャーがいる一方で、ひとりで何人ものタレントを担当しているマネジャーもいる。マネジャーの大きな業務のひとつがタレントの仕事を取ってくる営業なのですが、現場に顔を出さなくても大きな仕事を取って来て、3年後を見据えて活動をプロデュースしているような人は優秀とされますし、親身になって、それこそ全ての仕事に随行してタレントに信頼されている人もいる。本当にケース・バイ・ケースです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差