元ブランキー中村達也 ライブ後に客と傷害トラブルの背景
1990年代に活躍した3人組ロックバンド「ブランキー・ジェット・シティ」が久々にメディアで取り沙汰されている。
元メンバーで、2000年のバンド解散以降、ソロ活動をしているミュージシャン中村達也(53)がライブのあと、飲食店で鉢合わせした男性客とトラブルになり、東京都世田谷区の路上でこの客を蹴って軽傷を負わせたとして、傷害容疑で書類送検されたのだ。
中村は「男性が仲間に失言し、腹が立った」と説明しているという。「この事件の背景には日本ならではの問題がある」というのは芸能プロデューサーの野島茂朗氏だ。こう続ける。
「中村さんの行為が事実なら、許されることではありませんが、最近は上から目線の客が増えていて、今回のようにミュージシャンや俳優が内輪の打ち上げをしている席にズケズケと入って来て、暴言を吐くといったケースがままあります。海外でも活躍中の吉本芸人ぜんじろうさんのツイッターが年始に炎上したのですが、こうした問題について発言したのです。『海外では、自分が知ってようが知ってなかろうが、売れてようが売れてなかろうが、相手は誰であれ、舞台に立つ人間に対し、まず尊敬から入る』。しかし『この国では、自分が知らないと、まず見下すとこから入る』と。日本が演者へのマナーが悪い国であることを実感として持たれているんですね」