結成から変わらぬ5人 原宿系「神宿」はメンバー全員が戦友
神宿「『HAPPY PARTY NIGHT』リリースイベント」(5月8日、TSUTAYA IKEBUKURO AKビル店)
筆者がこのコラムを書かせていただくようになってこれが6回目だが、毎回原稿に「グループからメンバーが卒業」「グループが解散」というくだりを書いている。それだけ移り変わりが激しいのがいまのアイドル業界だ。その中にあって、今回紹介する「神宿」は2014年の結成以来、オリジナルメンバーの5人で続けている貴重なグループだ。
彼女たちのグループ名は「神宮前」と「原宿」からつけられた。色分けした衣装、「かわいい・全力・応援・夢を届ける(=KMYD)」というコンセプトなど、いわゆる「原宿系アイドル」の代表だ。この日はニューシングル『HAPPY PARTY NIGHT』のリリースイベント。CD店のイベントスペースで、30分のステージと特典会を行った。
筆者は以前、熱心に彼女たちのステージに通っていたが、今回見たのは約半年ぶり。新曲から代表曲『KMYD』まで聞いて思ったのは、「神宿って、こんなに歌うまかったっけ?」。改めて、「神宿」の歌姫・小山ひな(20・担当カラーはピンク)の歌唱力に驚いた。
センターの一ノ瀬みか(18・赤)はアイドル性が高く、バレエ経験のある羽島みき(21・黄色)はダンスで魅せる。みきの妹・羽島めい(19・青)は元女子サッカー選手で、体育会系らしく客席をあおる。関口なほ(19・緑)は、みんなに可愛がられるおとぼけ担当。バランスのよい5人は、よく「この5人だったから、続けてこれた」と口にする。