シドニー五輪競泳銅 源純夏さんは故郷でライフセーバーに
現在、メンバーは約30人。2歳年上で外資系金融会社勤務のご主人は、元慶応大水泳部だっただけに、理解があり、広報を担当している。
「クラブの目的は水の事故をゼロにすること。各種講演会のほか、ライフジャケットの正しい着用法や“浮く”ことの楽しさを知ってもらうプログラムを学校行事として実施していただいたり、事故を未然に防ぐための広報活動も行っています」
海水浴場での事故原因のトップは、なんと飲酒。
「暑いから飲みたくなる気持ちは分かります。でも、命の方が大事。よく、酔い覚ましをしてから海に入ってくださいね」
■大学卒業を目前に学生結婚
さて、徳島市生まれの源さんが水泳を始めたのは7歳。すぐに頭角を現し、12歳で50メートル自由形学童新記録を打ち立て、14歳にして同種目で日本選手権を当時の日本記録で制覇。そして、1996年に開催された米アトランタ五輪には、高校2年ながら自由形50メートル、同100メートル、400メートルフリーリレーの3種目に出場した。