著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

抜群の歌唱力でJ-POPを熱唱…TBS「演歌の乱」の企画力

公開日: 更新日:

 圧巻は徳永ゆうき。カバ男くんのようなインパクトの強い顔面の徳永が歌うのは米津玄師「Lemon」。石原さとみ主演ドラマ「アンナチュラル」の主題歌だ。これはもう神レベル。やるじゃん、カバ男と思わず呟いた。

 演歌歌手にとっては顔を覚えてもらえるチャンスだし、歌好きにすれば名曲を聴くことができて言うことなし。

紅白歌合戦」で天童よしみが美空ひばりの歌を歌ったり、福田こうへいが村田英雄を歌ったり、持ち歌じゃないヒット曲を歌ったりするが、あれと一緒。歌手と曲をシャッフルすることで、別の楽しさも生まれる。音楽番組自体が停滞するなかで、「演歌の乱」と銘打って歌番組を作ったのはアイデア賞ものだ。

 一方、その翌日、フジテレビは「名曲お宝音楽祭」を放送。これがお決まりの昔のVTRを見ながら、MCさまぁ~ずとゲストがああだこうだというスタイルで新しさもない。時々ご本人登場で、渡辺真知子やらEPOやらもんたよしのりやらが出てくるのも中途半端。映像も水泳大会あり、夜ヒットあり、もう手当たり次第という感じ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動