小橋健太さんが明かす 先輩レスラーたちの凄まじい飲み方
全日本プロレス、プロレスリング・ノアで活躍した元プロレスラーの小橋建太(51)さん。意外や意外、レスラー時代より引退後の方が酒量が増えた。その訳は……。
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全日本プロレスに入門した1987年当時、お酒の強要、いまでいうところの“アルハラ”は日常茶飯事でした。悪い意味での“体育会系のノリ”が横行していた時代でしたから、それが当たり前って感覚でしたし、覚悟してましたけどね。
ただし、アルハラが問題視されている昨今、プロレス業界も健全になってますよ。
僕はもともと、お酒は好きじゃないんです。高校卒業後に、社会人を約2年経験してますから、まったく飲まなかったわけではありません。むしろその気になれば強い方でした。
それは最初に付け人をさせていただいた(ジャイアント)馬場さんに似てるんです。隠れ酒豪といわれた馬場さんが口にしなくなったのは、師匠の力道山さんからのアルハラが原因と聞いています。まだ入門4年くらいの新人だった63年夏の札幌。試合後の酒席でジョニ黒(ジョニーウォーカー黒ラベル)のボトルをストレートで丸々一気飲みさせられたそうです。そして、ようやく飲み切ったら力道山さんがチェイサーがわりに差し出したのがビール。当然断れませんからそれも空けたのですが、以来、酒嫌いになった……。