長州力が語る“専大時代と酒” ツケ数十万円は優勝でチャラ
来年、45年間暴れまくったリングから引退を予定している長州力さん(66)。酒との付き合いも長い。
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飲み始めたのは中学からだね。ウチにあった親父の酒をイタズラで試してみたのがデビュー戦だよ(笑い)。
高校生になると飲み仲間が増えた。
俺は生まれが山口県の徳山(現・周南)市で、仲間は瀬戸内海の島々から通ってたり市内に下宿したりってヤツらが多くてさ。漁師の息子ばかりだから、俺より飲むのが好きなんだ。
休みになると、そいつらと島に渡ってバーベキュー。海に潜りゃ、季節季節の魚や、サザエとか貝、カニが簡単に取れちゃうから、それをどこかで拾ってきた鉄板代わりのトタン板に載せて焼いて食う。飲むのは、日本酒、焼酎だね。でも、まだ子供だから、すぐに酔ってゲーゲー吐いちゃうんだよ。それでも春から秋にかけては凝りもしないでよく行ったもんだね。
本格的に鍛えられたのはやっぱり特待生で入学した専修大レスリング部時代。合宿所は生田キャンパス(川崎市)で、今でこそ近所まで住宅街になっちゃったけど、入学した70年なんて山の上の森の中。そこに4年間いたんだ。