夢屋まさる“大化け”の予感「パンケーキ食べたい」の中毒性
大化けするか――。
「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ)に出演した芸歴3年目のピン芸人、夢屋まさる(20)が好気配だ。
同番組は07年「ぐるナイ」のワンコーナーとしてスタートし、10年からは大晦日の深夜恒例の特番として現在の形が定着。かなりの高確率でその年ブレークする芸人を輩出する番組として注目されてきた。最近では「ブルゾンちえみ」(17年)、「ひょっこりはん」(18年)などがブレーク。無名芸人にとって「M―1グランプリ」「キングオブコント」などと並ぶ千載一遇のチャンスを掴む登竜門的番組だ。お笑いプロダクション関係者はこう言う。
「うちはむしろ『おもしろ荘』を狙わせてますよ。(司会のナイナイ)岡村さんにうまく刺されば、優勝しなくても、『ゴチになります』などに呼んでもらえたりして、ブレークのきっかけになりますから」
今年、902組のオーディションを勝ち抜いて出演した芸人は10組。夢屋は“ジェンダーレスキャラクター”で登場し、TikTokの「だれでもダンス」の振り付けで「♪パンケーキ食べたい」と連呼しながら合間に毒舌ネタを織り交ぜるスタイル。一種のリズムネタだが、出演者は「中毒性がある」と盛り上がり、ゲストの藤田ニコルも「若者とかにはやっちゃいそう」と絶賛。優勝は芸歴11年目の「ぺこぱ」に譲ったものの、強烈なインパクトを残した。