化粧しっかり…松嶋菜々子「なつぞら」の"雪肌"に違和感
4月1日に始まったNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」は、初回視聴率22.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と好発進した。
前半の「北海道・十勝編」では、戦後間もない農家の開拓精神や農村の助け合いが描かれる。今週は戦争で両親を失い、孤児となったヒロイン・なつの少女時代を演じる粟野咲莉の“泣かせる”演技が注目を集めた。そして、なつを引き取ることになった柴田家の家長・泰樹役を務める草刈正雄の頑固で寡黙な演技も「武骨な開拓民らしくてカッコイイ」などと評判になっている。
その一方、ドラマの中で浮いてしまっているのがヒロインの“育ての親”役の松嶋菜々子(45)だ。昨年の初顔合わせ時に、松嶋がヒロインを演じる広瀬すずに「台本をちゃんと読んできてね」と忠告したと報じられたが、松嶋こそ台本を読み込んだのだろうか。思わずそう聞きたくなってしまうような演技だった。
芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。
「松嶋はもんぺはかまの衣装を着ていましたが、ひとりだけしっかり化粧をしていてセレブ感が漂っていました。今の渋谷区や港区にもいそうな雰囲気です。戦後間もない北海道の開拓民の娘であれば、日焼けや極寒の影響で肌がくすんだり、荒れていても不思議ではありません。スキンケア用品も今みたいに充実していなかったはずです。視聴者の中には感情移入できず、違和感を覚えている人もいるでしょう」