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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

はんにゃ金田哲には望んでも手に入らない「華」がある

公開日: 更新日:

「はんにゃ金田としては今が全盛期ですよ」(はんにゃ金田哲/テレビ東京「ゴッドタン」8月10日放送)

 約10年前、「ズクダンズンブングンゲーム」で大ブレークを果たした、はんにゃ。そのまま売れっ子芸人の道を進むかと思われたが、失速。最大10本あったレギュラー番組は次々と終了していった。だが、ボケ担当の金田哲(33)が吉本坂46の選抜メンバーに選ばれるなど、再びにわかに注目を浴びつつある。

 そんな中、「腐り芸人」として呼ばれた番組で、ハライチ岩井と「中2のケンカ」のような舌戦で爆笑をさらった後に語った言葉を今週は取り上げたい。

 ある世代にとって、金田は大スターだ。例えば現在、大ブレーク中の宮下草薙の草薙は「爆笑レッドシアター」(フジテレビ)のはんにゃに憧れて、芸人になった。部屋の鍵をかけて、ひとりで「ズクダンズンブングンゲーム」の練習をしていたという(TBS「有吉ジャポン」19年8月9日)。

 そんなブームの勢いに乗ってナイツオードリー、ハライチら新世代の芸人たちが集まった深夜番組「キャンパスナイトフジ」(フジテレビ)の楽屋では、金田が「下克上っすよ! 時代変えましょうよ!」(テレビ朝日「しくじり先生」16年4月4日)と息巻いていた。しかし、それは空回りに終わり、前述のようにレギュラー番組は終わっていた。

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