秋の連ドラは混戦模様 波瑠「G線上~」がダークホースに?
清純派のイメージだった朝ドラ女優の波瑠が、「あなそれ」ではあっけらかんと不倫する“クズ女”を嫌みなく演じて高評価を受けた。「G線上」もプロデューサー、監督、主演が同じ「あなそれ」組だが、ヒロインは真逆の“いい子”キャラ。「だからこそ面白くなりそうです」と、前出の亀井徳明氏はこう続ける。
「同じ“組”のドラマの場合、話は違っても主人公のキャラはどこか似通ってしまうことが多いのですが、そうならないところに逆に期待が持てます。予告を見る限り、真逆でありながら、しっかり“組”の世界観があるので、『あなそれ』が好きだった人を裏切ることはないでしょう」
波瑠と同じく朝ドラ女優の高畑充希(27)も、今期の「同期のサクラ」(日本テレビ系水曜夜10時~)で主演。こちらも17年の同枠「過保護のカホコ」と同じスタッフによる“組”作品で、どこかカホコのキャラを踏襲している部分もある。
「同じ“組”で真逆の役どころを演じさせてもらえる波瑠の方が、女優としては恵まれた環境にあるのかもしれませんね」(亀井徳明氏)
ちなみに映画とドラマのレビューサービス「Filmarks」が1日に発表した「地上波放送の秋ドラマ期待度ランキング」では、高畑の「同期」が5位、波瑠の「G線上」が9位だった。今クールの“ダークホース”になるか。