私が器を持つと全部うどんに見えると言われそうですが…
竹原のグルメもご紹介します。300年以上もの間「塩の町」として栄えた竹原の名物に「魚飯」があります。塩田の浜旦那(製塩業者)がお祝い事などのおもてなしとして出していましたが、1960年ごろに塩田の廃止とともに消えていった幻の郷土料理です。今は竹原市にある8店でしか食べられません。瀬戸内海で取れた旬のエビやドウマル(トラハゼ)などのほぐし身とニンジン、タケノコ、シイタケなど季節の野菜と干しエビ、アナゴなど、さいの目切りにした具材を白いご飯にのせて、お出汁をかけていただきます。写真の通り、彩りよく盛り付けました。私が器を持つと全部うどんに見えると言われそうですが、香川のうどんは急いで食べるのがコンセプトなので、あまり具材はのってないです(笑い)。魚飯はいろんな味が楽しめておいしかったです、ぜひ食べてみてください。
▽次回10月26日(土)も福田朱里
▽ふくだ・あかり 1999年、香川県出身。STU48の課外活動「勝手に!四国観光大使」リーダー。2級小型船舶操縦士免許取得。