“キュン”の達人 星野源×綾野剛ドラマは「恋つづ」超えるか
新型コロナ禍の影響で、情報番組と連続ドラマが数字を伸ばしたといわれる1月クール。
地上波連続ドラマでの視聴率レースでは、TBSの「テセウスの船」(日曜夜9時)と「恋はつづくよどこまでも」(火曜夜10時)が、終盤に盛り上がりを見せてワン・ツーフィニッシュとなった。
「『恋つづ』は中盤まで10%前後をキープし、6話以降ぐんぐんと数字を伸ばした。当初のテーマやキャストからだけでは読めない好結果でした」(テレビ誌編集者)
ネット上では、“勇者”上白石萌音(22)と“魔王”佐藤健(31)のラブコメに気持ちよくハマった視聴者から、「恋つづロス」を訴える書き込みも多い。
リアルタイムで放送を見るシルバー世代の支持が視聴率に直結するこの時代、「恋つづ」の視聴率の躍進を「“キュン”のチカラですね」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏はこう続ける。
「『恋つづ』は女心にキュンキュン来るツボを、これでもかというくらい押しまくりました。ネット上での“検証”や“考察”が盛り上がるのも、リアルタイムの視聴を促す要素ですが、“キュン”はもっと直感に訴えるものがある」